あなたはまだ小さい時に、大きめのケガをしたことがありますよね。
…どうでしょう。
当たったでしょうか。
いきなりなんだとお思いでしょうが、今回はちょっと難しいお話です。
みなさんは「かまをかける」という言葉をご存じでしょうか。
意味合い的には『それとなく相手を誘導する』『誘いをかけて相手の本心を引き出す』といった感じです。
今回の目的は
信頼を得る
です。
人は自分の経験や気持ちをずばり言われたときに『恐怖』『不思議』という感情と共に『興味』を持ちます。
そして当てられ続けた時に『このひとなら私のことを分かってくれる』と思ってしまうのです。
そうなると『信頼』に変わります。
信頼する相手にはお悩み相談やプライベートな話もしてしまうものです。
この『かまをかける』行為はとても強い威力を持っています。
なぜならばかまをかけてもしそれがハズレたとしても、当たったことしかない記憶に残らないからです。
人の記憶は1時間後には70%のことを忘れるという研究結果が出ています。
そして人は1日に6万~9万回考え事をするといわれています。
なので生死にかかわることや印象に残ること以外は忘れるように脳が整理していくのです。
それが当たったこと以外忘れていくカラクリです。
逆に言えば当てられたことはかなり印象深い、印象強い事になります。
でもそんなん当たるわけないでしょう!
そうですよね。
ですのでまずは当たる確率があがる質問をしましょう。
冒頭でした『あなたはまだ小さいときに、大きめのケガをしたことありますよね』というかまかけですが
実はこれ大部分の人に当てはまることなのです。
ほとんどの人が小さいころケガをしています。
『大きめ』という言葉がちょと踏み込んだものですが、これも本人が大きいと思えば大きめなケガになりますし、小さい頃の記憶は少し大げさになって甦るのでこれも当たったりします。
これが占いでもよくつかわれる『コールドリーディング』というものです。
誰でも当てはまる事を言って「この人は当たる!」と信頼を勝ち取るための『かまかけ』です。
あ、占いを否定的に見ているわけではありませんよ?
相手を不安がらせてお金をとったりする悪い占い氏は否定しますが、本来占いはその人自身の行動意欲をかり立たせる、背中を押すことができる素晴らしいものですから。
占いで使う場合、早く信頼をつかみ取りたいので少しスピリチュアルな感じに『かまかけ』を行っていきます。
内容は『個人しか知りえない事』をメインにします。
「あなた、最近家具を買ったよね?」
「あなたの家の近くに公園があるでしょ?」
などです。
『なんでそんな事わかるの?!』
という驚きはかなりのインパクトになります。
あまりやりすぎると気持ち悪がられますので気を付けてくださいね。
さらにはほぼ当たるかまかけも使ってみるとよいでしょう。
「あなた、自分の意見もしっかりと持ちながらも周りの意見に流されやすいタイプでしょ?」
「みんなとワイワイする時間が好きだけど、たまに一人の時間も大事にしたいと思うでしょ?」
などです。
こういったどっちつかずなかまかけはほぼ当たるので有効に使っていきましょう。
ですが冷静に考えれば「いや、すべての人間そうじゃん」とバレてしまうので多用しすぎないように気を付けてください。
雑談、会話においてはそこまでの『かまかけ』は必要ないと思われますので少しずつ信頼を得ていきましょう。
当たる確率が高くなる話題は以下に上げます。
相手の年代に対して話題を振り分けるとよいでしょう。
■20代
仕事(わくわく、悩み、上司)、恋愛、将来、お金 等
■30代~40代
仕事(新人の事、現状)、転職、結婚、お金、健康 等
■40代~50代
健康、仕事、お金、老後、家庭 等
■60代
健康、子供、お金、死、趣味 等
例えばこういった感じで使っていきます。
今の会社は良い所なんですけどねぇ…。
会社は良いし今の仕事は楽しいけれど、人間関係で何か悩みがあるということかな?
何か言いたげな20代君の気持ちを察して、かまをかけてみましょう。
もし当たったときの「そうなんですよー」という言葉が聴ければ大成功と言えるでしょう。
ハズレても怖がらずにぜひ『かまかけ』をしてみてください。
あまりやりすぎてハズレまくった場合、ハズれたことが印象に残ってしまう可能性もありますので
やりすぎは厳禁です。
ここぞというところで使ってみてください。
すろぅぷ
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