「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」
という言葉をご存じでしょうか。
これは上杉鷹山の言葉で、意味は
「何事も行動すれば出来、行動しなければ出来ない。できないのは行動しないからだ」
なのですが…。
ぶっちゃけ当たり前っちゃぁ当たり前です。
ですが私はこの言葉に違和感を感じました。
確かにやらなきゃ出来ないのですが
・出来ないからやらない
・やりたいけど出来ない
という考えもあると思うのです。
特に後者は多くの人が悩むところではないでしょうか。
とにかく動きなさい!
と言う人の言葉は分かります。
動くことによって結果が生まれますし問題点や課題も見つかり次につなげるきっかけになると思います。
動いてみなければどうなるかわからないし、その人も動いたからこそ今があると思います。
実績と自信があるからこそ他人にも勧められるのでしょう。
ですがそれはあなたの人生における考えや結果なので、生き方も育ちも違う人が同じことをやっても同じ結果には結びつかないという可能性もあるのです。
動けない人の理由は人それぞれなのです。
そこをきちんと聞かずに動け動け言われても、その理由が楔(くさび)になり壁になり、はたまた橋のない大河になりうるのです。
完璧主義の人は構想もきっちりして、準備をして、準備をして、準備を…
いつまで準備しとるんだ!
というくらい準備をしすぎて結局何も出来ない状態でしょうし。
なんとなくやりたいことは頭に浮かんでいるけど何から手を付けていいかわからない人は結局もやもやしながら何もしない日々を過ごすでしょう。
やりたいことはあるけれど、面倒くさいので最短で結果を出したいという人は結局調べまくって結構なプロセスが必要だと分かり動く前に面倒くさくなってやめてしまうかもしれません。
やりたいことはあっても失敗が怖く前に出ることが出来ない人もいるのではないでしょうか。
もう一度言います。
人それぞれ動けない理由があります。
そんな人の悩みを解決に導くには、まずは本人に聴いて聴いて聴きまくって、本人に問題点を気づかせ、行動に促す必要があります。
必要ないアドバイスは逆効果になる可能性もあるので、求められない限りアドバイスはしないほうがよいでしょう。
そして不安が消えた時「為したくなる」というものではないでしょうか。
もしお悩みを抱えていらっしゃる方がいるならばいつでも話をお聴きしますので、コメントやメールで連絡をいただければと思います。
私の信念でもある【FIG】という名の意味もこの抱えた悩みなどから抜け出すためにあります。
自分で悩みこむよりも、他人の方が問題点に気づきやすいこともありますので。
すろぅぷ
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