燃え尽き症候群にならないための心のケア法

皆さんは「燃え尽き症候群(バーンアウト)」という言葉をご存じでしょうか。

簡単に言えば『うおーー!と頑張りすぎてぐでーーっとなる感じ』です。

どんな時になりやすいかと言うと

・責任感が強く頑張りすぎる人が過度にストレスを感じた時

・先延ばしクセがある人が普段やらないことを一気に片付けた後

などです。

長期間にわたり過度なストレスや疲労が原因で心身が極度に疲れ切ってしまう状態を指します。

仕事や家事、育児、趣味や楽しいと思えることまで、現代社会の多忙な生活リズムの中では誰でも何であってもこの状態におちいる可能性があります。

燃え尽きる直前はどんな前兆が起きるでしょうか。

  • 感情的な疲労感: 仕事や日常生活の些細な出来事に対して、感情が揺れ動く。簡単なタスクすらこなすのが難しく感じる。
  • やる気の喪失: 以前は楽しかった活動や、目標に対しての意欲がなくなる。全てが億劫でやる気が起きない。
  • ネガティブな思考: 自分の価値や能力に対する自信がなくなり、無力感や無価値感を抱く。
  • 身体的な症状: 慢性的な疲労感、頭痛、肩こり、睡眠障害、胃腸の不調など、心の状態が身体に影響を及ぼすことも多い。

あれー?なんかだるいなー。

んー?なんかやる気でないなー。

と軽く感じることもあるかもしれませんが、たんなる「疲れ」とは違い心理的・身体的に深刻な影響を及ぼす可能性もあります。

頑張るというエネルギーは推進力はものすごいですが燃費が悪く消費量が激しいのです。

それに気づかずむりやりエネルギーを作り出す。

言わば『心エネルギーの枯渇』という状態になります。

そんな状態でフルスピードで走り続けるのはエネルギーを借金しているのと同じです。

ゴールにたどり着く前に心は空っぽになってしまいます。

そんな燃え尽きを防ぐための心のケアを以下に上げてみます。

  • 定期的な休憩: 仕事の合間にこまめな休憩を取ることが大切です。特にデスクワークをしている人は、1時間に1回は席を立ち、体を動かすようにしましょう。
  • 十分な睡眠: 睡眠は心身のリカバリーにとって非常に重要です。毎晩7~8時間の質の良い睡眠を確保するために、寝る前にスマートフォンを見ない、リラックスできる環境を整えるなど、睡眠の質を上げる習慣をつけましょう。
  • バランスの取れた食事: 栄養バランスの取れた食事は、体だけでなく心にも良い影響を与えます。特にビタミンやミネラル、良質なタンパク質を摂取することで、ストレス耐性が向上します。
  • 友人や家族と話す: 自分が感じている不安やストレスを信頼できる友人や家族と話すことで、気持ちが軽くなることがあります。他人に話すことで、自分では気づかなかった解決策や新しい視点が見えてくることもあります。
  • 専門家に相談する: 長期間にわたりストレスや不安を抱えている場合は、心理カウンセラーやセラピストに相談するのも有効です。専門的なサポートを受けることで、燃え尽き症候群のリカバリーが早まります。
  • 仕事とプライベートの境界を設定する: 在宅勤務やテクノロジーの進化により、常に仕事に追われる感覚が生じやすくなっています。仕事の時間とプライベートの時間を明確に区別し、仕事が終わったらオフの時間を大切にしましょう。
  • 趣味やリラックスの時間を持つ: 仕事以外で楽しめる趣味やリラックスできる時間を積極的に取り入れることが、心のリフレッシュに繋がります。好きな映画を観たり、音楽を聴いたり、自然の中で過ごすなど、自分がリラックスできる活動を見つけましょう。
  • 小さな成功体験を積み重ねる: 大きな目標だけでなく、日常の小さな成功にも目を向けることで、達成感を感じやすくなります。例えば、1日のタスクをリストにして一つ一つこなすことで、小さな成功を実感し、モチベーションが高まります。
  • 自己対話を大切にする: 自分に対するネガティブな言葉をポジティブなものに変えましょう。「まだできない」ではなく、「これからできるようになる」と考えることで、前向きな気持ちが育まれます。
燃尽木太郎(もえつきたろう)
燃尽木太郎(もえつきたろう)

……普通のことじゃね?

と、思った方がたくさんいらっしゃったと思います。

なんかどっかで見たことある当たり前の対処法ですよね。

そうなんです。

燃え尽き症候群になりそうな人はこの「当たり前」すら見えなくなってしまっているのです。

今は冷静に物事を見ているので普通のことに感じるかもしれませんが、目の前の作業にとらわれて責任を感じてストレスを感じている状態では視野が極端に狭くなり、考え方も思い込みが激しくなっています。

こんな状態では上記に挙げた普通の対処法も思いつかないのです。

頑張る、という事をまず忘れてください。

完璧に、という事を忘れてください。

できなかった、ではなくやったという事実に目を向けてください。

ほどほどに、70~80%の力で、他人の力を借りて、やり遂げる。

結局それがパフォーマンスよく、クオリティもあげる進め方につながっていくと思われます。

現代社会においてのリラックスはとても重要です。

ぜひこのブログの「chill」の項目にも目を通していただければと思います。

すろぅぷ

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