頑張るよりも楽に長く物事を続ける考え方

頑張るという言葉

頑張るは「頑(かたく)なに」「(緊張を)張り詰める」事。

常に歯を食いしばって「ぐぎぎぎぎ」とやっている状態です。

これではすぐに疲れてしまいますし、長続きはしません。

それでは楽に長続きさせるためにはどうすればよいのでしょうか。

ここに一つエンジンがあるとします。

そして二つのガソリンオイルを用意しました。

ひとつはGANBARU社から出ている【100% やる気ガソリン

もう一つはYURUFAI社から出ている【70% わくわくガソリン

です。

すでに名前からして予想がつくかもしれませんが、二つのガソリンの特性を見ていきましょう。

■100% やる気ガソリン

  • 爆発的エネルギーがあるが燃費が悪い
  • 100%のクオリティを出すために頑張る
  • すぐに燃え尽きる
  • 一度燃えると再燃はしない

■70% わくわくガソリン

  • 一定のエネルギーで長く燃え続ける
  • 70%くらいのクオリティでまずは出してみる
  • ながくゆるーく燃える
  • 燃え尽きても再燃することができる

皆さんならどちらのガソリンを入れるでしょうか。

もちろん100%やる気ガソリンがダメとは言いませんが「やる気」というのは「やる気が起きてない状態からやる気を無理やり奮い立たせる状態」ですので大きな爆発力が必要になります。

その点「長く、ゆるく、楽しく」物事を進めていくためには70%わくわくガソリンが必要になってきます。

ここで重要なことは「わくわく」です。

自分がわくわくできなければ強制的にやる気ガソリンを入れることになってしまいます。

環境によってはそうせざるを得ないときもあるでしょう。

ですので時と場合によってやる気ガソリンを入れたり、わくわくガソリンを入れたり

もしくは二つのガソリンを混ぜてハイブリッドガソリンにしてみてもよいでしょう。

各ガソリンの名前に書いてある%(パーセンテージ)はやる気度、完成度を示しています。

「70%でいいの?」「100%目指さないとダメなんじゃない?」

という疑問が浮かぶかもしれません。

もちろん100%は目指します。

「…え?」

ですよねw

この100%というのは「今日の今の自分にできる100%」です。

明日の自分は今日の自分よりレベルアップしているしものの見方も作り方も変わるかもしれません。

という考え方です。

100%完璧なものを作ろうとしてしまうと、その完璧が具体的になっていないといつまでも作り続けてしまう事になります。

作るにつれて考え方が変わっていくので完璧も常に更新されたり軸がずれたりします。

いつまでたっても完璧なものはできないはずなのです。

そしてもし完璧なものを作ってしまったら、それ以上のものはなくなる=自分の成長が止まるということです。

ですので「今日の今の自分にできる、自分が決めた完璧」は目指していただいて大丈夫です。

どんな達人であろうとも完璧なものは作れないのですから。

まずは肩ひじ張らずに70%~80%くらいの自分がとりあえず納得できるものを作り上げて下ささい。

そして残った時間を今日の今の自分にできる100%に近づけてみてください。

もしこれが仕事だとするならば、自分の100%と考えるものとクライアントの考える100%は違う可能性があります。

その時にチェックバックが返ってきてしまうと100%で作ったものに対して修正する気持ちが起こりづらくなってしまいます。

ですのでまずは70%くらいのものをスケジュールよりも少し早いペースで送って、残りの時間をブラッシュアップに当ててみてください。

いい加減は良い加減なのです。

まずは楽しむことを優先してみてください。

すろぅぷ

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